書籍紹介

『食糧争奪』

2007-9-22
柴田明夫、日本経済出版社/1,890円
『食糧争奪』表紙写真

カネさえ払えば食べ物はいくらでも手に入る——というのが、この50年くらいの日本人の常識だったが、ここに来てこれが崩れようとしている。大豆やトウモロコシ、小麦などの食糧に対する需要が、世界的な規模で増大したからである。

中国やインドといった人口の多い国が本格的に工業化を進める。その結果、質の変化を伴って食糧に対する需要が飛躍的に増大、加えてバイオマス燃料の素材として穀物の需要も増えている。が、農産物の生産量は短期間で拡大はできない。そこで“限りある食糧の争奪戦”が繰り広げられる。

著者は丸紅経済研究所所長。日本の食を守るため、われわれ日本人は何をなすべきか、この問題意識に基づき21世紀の日本の食糧・農業戦略を提示する。


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