大豆雑学

生産国による大豆成分の差異

2008-4-2

大豆の成分は「五訂日本食品標準成分表」によると、同じ豆類の小豆、いんげん豆、えんどう豆、そら豆、落花生と比べてたんぱく質含有量が多い。また、大豆と落花生は脂質が多く、小豆とえんどう豆、いんげん豆、そら豆はでんぷんが多い。これは既に記した(2007年2月「大豆の“豆”知識」)が、大豆成分の生産国別の違いも「五訂日本食品標準成分表」に示されている。

下表が生産国別の大豆(全粒)の成分表。いずれもドライベース。大豆の国内自給率は21%と少なく、米国を主として、ブラジル、カナダ、中国などからの輸入に頼っているのが現状である。「五訂日本食品標準成分表」には国産、米国産、中国産、ブラジル産大豆の成分値が記載されている。米国産、中国産、ブラジル産は「それぞれ主産地の代表的な輸入銘柄を対象とした」とあり、国産は、国産大豆の主生産地である東北、北海道、関東・東山および九州の代表的な品種を対象としている。

国産大豆は米国産などと比べてたんぱく質含有量が明らかに多く、脂質が少ない。米国、ブラジル産大豆の多くが製油用に、国産大豆が豆腐などの食品用に適していることが分かる。また、国産大豆は米国産などと比べて、鉄分やカリウムなどミネラル分も豊富である。

大豆(全粒)の成分表1(可食部100g当たり)
- エネルギー
(kcal)
水分
(g)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
カルシウム
(mg)
国産 417 12.5 35.3 19.0 28.2 240
米国産 433 11.7 33.0 21.7 28.8 230
中国産 422 12.5 32.8 19.5 30.8 170
ブラジル産 451 8.3 33.6 22.6 30.7 250
大豆(全粒)の成分表2(可食部100g当たり)
- リン
(mg)
鉄分
(mg)
カリウム
(mg)
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
国産 580 9.4 1,900 0.83 0.30
米国産 480 8.6 1,800 0.88 0.30
中国産 460 8.9 1,800 0.84 0.30
ブラジル産 580 9.0 1,800 0.77 0.29

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