大豆雑学

2008年産カナダ食品用大豆の品質

2009-5-12

カナダ大豆協会(CSC)は、このほど2008年産カナダ食品用大豆の品質について調査結果をまとめた。

08年産カナダ大豆の生産量は、カナダ統計局によると前年比23%増の333万トンが見込まれ、オンタリオ州で同23.5%増の247万トン、ケベック州で同27%増の60万トン、マニトバ州で前年比14%増の24万2,200トンと推定されている。

オンタリオ州では雨に恵まれ、特にストレスとなる要素がなかったことから、収穫量は見込みどおりであれば過去2位の多さを記録する。作付面積は84万7,800ヘクタール、そのうち非遺伝子組み換え(NON-GM)大豆は35%。含水率が全体的に優れ、品質も良好だった。

ケベック州では24万8,882ヘクタールで早めの播種が始まり、そのうち51%がNON-GM大豆。生育期を通して平年以上の降雨があり、気温は低めだったが8〜9月に上昇して乾燥したため、作柄は向上した。

マニトバ州では生育期の半分以上で平均気温を下回ったものの、作付面積は12万6,262ヘクタールに上り、NON-GM大豆は6%だった。単収は平年並みからやや良で、この時点では品質も良好と報告されているとした。

作柄については、サンプル調査を行った結果、たんぱく質、可溶性糖分、イソフラボンなど複数の項目にわたって高品質だったという。たんぱく質組成は、高たんぱく品種の開発と寒冷地域における晩生品種の開発によって44%の高水準を保ち、これを上回ることも珍しくない。

可溶性糖分も総量が多いだけでなく、スタキオースに対してショ糖の比率が高いのが特徴で、豆腐や豆乳の品質と風味に重要な特性を持つ。イソフラボン含有量は一般的に多いが、品種によってばらつきがあるとしている。

CSCのジム・ゴーランド会長は「地域によっては様々な問題があり、生産者は苦労したが、総合的な品質の高さに何ら変わりはない」とのコメントを記している。

なお、CSCはウェブサイトを一新し、作況や品質特性、業界統計などカナダ大豆の情報を提供している。




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