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地域在来の大豆のことを「地大豆」「在来大豆」と呼ぶ。地産地消が要請される時代だから、地大豆がクローズ・アップされる機会も多くなっているが、何をもって地大豆と呼ぶかは微妙な場合もままある。2010年5月に実施されている「宇宙大豆プロジェクト」では、全国16都道府県から寄せられた20種類の地大豆が、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」の日本実験棟へ打ち上げられた。
内訳を見ると、1)北海道(トヨコマチ)、2)青森(毛まめ)、3)山形(秘伝、紅大豆)、4)埼玉(借金なし)、5)東京(東京八重生)、6)千葉(日向大豆)、7)神奈川(津久井在来)、8)静岡(這豆)、9)山梨(ナカセンナリ)、10)長野(ナカセンナリ)、11)三重(鶏頭大豆)、12)奈良(宇陀黒大豆、かぐや姫大豆)、13)広島(アキシロメ、黄粉大豆)、14)熊本(水前寺もやし、夏大豆)、15)鹿児島(フクユタカ)、16)沖縄(青ヒグ、クモーマミ)—-の20種類である。
地大豆というと、なぜかしらローカルでマイナーな存在を想像してしまいがちなのだが、ナカセンナリ、アキシロメ、フクユタカなど、「産地品種銘柄」に指定されるものもある。地大豆だからといって、或る一特定地域でしか栽培されないといったものではないことに要注意。品種登録がまだ行われていない場合などにおいては、同じ大豆であっても、異なる地方で、異なる名称で栽培されているといった状況があり得る。ややこしい話になるが、有名な例を挙げると、「丹波黒」は品種名(1941年に命名)だが、その在来種も「丹波黒」「丹波黒大豆」「黒豆」「波部黒」などと呼ばれている。
「宇宙大豆」も含めて、全国各地の地大豆の名称を「Google」で検索し、別表にまとめた。数は極々絞り込んであるが、日本の地大豆は300種類以上あると言う人もいて、どこまでも奥の深い世界ではある。
| 北海道 | トヨコマチ、十勝在来、音更大袖振、光黒、黒千石、青鶴の子、祝黒、間作大豆、石狩緑 |
| 青森 | 毛まめ、黒まる |
| 岩手 | 雁食豆(黒平豆)、遠野在来、一関在来、スズカケ |
| 宮城 | ミヤギシロメ、くるみ豆、じゃこう豆 |
| 秋田 | 茶豆、さとういらず、茶豆 |
| 山形 | 秘伝、紅大豆、さとういらず、だだちゃ豆、タチユタカ、青ばと、黒神 |
| 福島 | 鑾野大豆、青ばた、会津地大豆 |
| 茨城 | 地塚大豆(納豆小粒)、小娘、生娘、たのくろ豆 |
| 栃木 | 栃木在来、黒小粒 |
| 群馬 | 大白大豆、群馬青大豆 |
| 埼玉 | 借金なし、青山在来、白光、秩父在来、箕田在来、行田在来、妻沼在来(妻沼茶豆)、白花埼1号、武甲豆、春日部在来、旭、影森在来 |
| 千葉 | 日向大豆、小糸在来 |
| 東京 | 東京八重生、三河島在来 |
| 神奈川 | 津久井在来 |
| 新潟 | さとういらず、佐渡在来(きむすめ、青畦豆、太七豆)だだ茶豆 |
| 富山 | |
| 石川 | 大浜大豆 |
| 福井 | 大だるま |
| 長野 | ナカセンナリ、こうじいらず、中尾早生 |
| 山梨 | ナカセンナリ、蒼大豆、白州青大豆 |
| 岐阜 | |
| 静岡 | 這豆 |
| 愛知 | |
| 三重 | 鶏頭大豆、美里在来、伊賀大豆 |
| 滋賀 | みずくぐり、たまほまれ、うす青大豆 |
| 京都 | 和知黒(新丹波黒)、紫ずきん |
| 大阪 | 玉錦 |
| 兵庫 | 丹波黒、もち大豆 |
| 奈良 | 宇陀黒大豆、かぐや姫大豆 |
| 和歌山 | 龍神青大豆 |
| 鳥取 | 大山こい緑、三朝神倉 |
| 島根 | |
| 岡山 | 赤豆、作州黒 |
| 広島 | アキシロメ、黄粉大豆 |
| 山口 | |
| 徳島 | |
| 香川 | 讃州大黒 |
| 愛媛 | |
| 高知 | |
| 福岡 | |
| 佐賀 | |
| 長崎 | |
| 熊本 | 水前寺もやし、夏大豆、みさを、黄金地大豆 |
| 大分 | 年貢大豆 |
| 宮崎 | 黄金地大豆、霧島地大豆 |
| 鹿児島 | フクユタカ |
| 沖縄 | 青ヒグ、クモーマミ、高アンダー、オウジアンダーウフチジャーマミ |

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