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中国産のこんにゃく製品の輸入は1990年から増加し、2007年は偽装問題などの影響で落ち込んだが、今は安定している。そのため、近年のこんにゃくを巡る輸入の不安定要素は製品ではなく、原料にある。
こんにゃく原料の輸入は、沖縄に適用される1次枠が減少し、2次枠が急増している。2〜4月以外はほとんど増えなかった季節変動もなくなった。しかも輸入国はミャンマーに集中しており、そのため08、09年度に特別セーフガード(緊急輸入制限)が発動された。08年度は9か月目だったが、09年度はわずか4か月目。このことから最近の輸入動向の変化が見て取れる。輸入原料はコストメリットが大きいが、品質や安全性、輸入量の安定性には留意すべきである。
沖縄は台風など自然条件の制約があるため、1次枠として250トンが特別に設けられ、輸入原料が使われてきた。ただし、県内で陸揚げして消費することが原則。税率は上昇することもあり、当初は10%だったが、81年から20%に、96年からは40%になっている。割り当て業者も制度が始まった94年に11社いたが、5社まで減少した。沖縄では今も1次枠が中心で、2次枠での輸入はほとんどない。消費が減少傾向にあるため、輸入量も減っている。輸入形態の主流は03年に荒粉から精粉に変わった。
沖縄のこんにゃく製造業者のほとんどは、中国やインドネシア、ミャンマーからの輸入原料を使っている。中国産以外は野生種で、インドネシアとミャンマーの一部からは今も荒粉で輸入している。輸入が急増しているミャンマーはLDC(後発開発途上国)のため、こんにゃく原料の輸入は基準数量まで無関税だが、沖縄では1次枠の40%がかかり、沖縄枠の原料が割高になってきている。
こんにゃく製品は、輸入原料を長く使用してきたためか、原料原産地表示が徹底されている。価格は、本土より内容量が多いにもかかわらず低い。最近は本土から進出した大手量販店が、国産原料の製品を低価格で販売している。
ミャンマーのヤンゴンとマンダレーでの視察調査は、ミャンマーこんにゃく協会に加盟する5社に対して行った。いずれの業者もこんにゃく栽培や原料加工を始めたのは05〜08年の間で、歴史は浅い。荒粉加工はすべての業者が行っているが、乾燥処理は天日によるものがメーン。木炭や石炭を使っての火力乾燥も1部で行われているが、日本に比べると乾燥技術は低く、歩留まりや品質には課題が多い。
精粉加工まで行っている業者は5社ほど。設備を導入してそれなりの技術はあるものの、荒粉の品質が低いため白度と粘度に問題がある。中にはアルコール精製プラントを導入して高度な加工を行う業者もいるが、道路や電力など社会インフラが未整備という問題がある。
こうした業者は、こんにゃく加工だけでなく、携帯電話販売や中古車輸入、化粧品代理店なども行っている。こんにゃく加工は、日本との関係づくりが目的なのだ。軍事政権のミャンマーでは経済活動をする際にさまざまな許可が必要になるが、政府の高官にコネがある財界の有力者が経営しており、資金面での問題はない。
現在は関税がかからないため、日本への輸出意欲が高まっているが、今回の視察で安定的な供給体制には課題も多い印象を受けた。

ホテルグランヴィア京都で開かれた京都府豆腐油揚商工組合の新年懇親会。
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社史を読むだけでも永持孝之進名誉会長経営哲学が見える1冊。
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