納豆横丁

納豆の中の必須アミノ酸

2007-9-5

アミノ酸は、アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称だが、一般的に言われるアミノ酸とは生体のたんぱく質の構成ユニットとなる「α—アミノ酸」のこと。つまり、ヒトの体も作っているのだが、このアミノ酸には20種類あり、体内で合成できる非必須アミノ酸11種類(アルギニン、グルタミン、グルタミン酸、アラニン、セリン、アスパラギン、アスパラギン酸、チロシン、システイン、プロリン、グリシン)と、体内で合成できないため食べ物から摂取しなければならない必須アミノ酸9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、ヒスチジン)から成る。必須アミノ酸は動物種によって異なる。

これら20種類のアミノ酸は、もちろん納豆にも含まれ、様々な健康効果がある。納豆を食べることで得られる必須アミノ酸の主な働きを取り上げて、表にまとめた。

必須アミノ酸の主な働き
バリン 体のたんぱく質を増やし、運動時のエネルギー源としても重要な役目を果たす。
ロイシン バリンと同じ作用に加えて、肝臓を強化する作用がある。
イソロイシン 神経の働きを良くし、血行をスムーズにする。
スレオニン 成長促進のほか、脂肪肝を防ぐ作用がある。
メチオニン 硫黄を含む含硫アミノ酸で、血管を拡張し、脳の健康を守る働きがある。
フェニルアラニン 記憶力を良くし、気分を高揚させる。
トリプトファン セロトニンの原料となる。セロトニンは催眠や神経安定などの働きを持つ神経伝達物質。
リジン たんぱく質の合成に欠かせない。疲れを除いたり、集中力を強化する働きがある。
ヒスチジン 貧血を改善する。
参考文献:永山久夫『納豆万歳』(一二三書房)

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