納豆横丁

納豆は日本のファストフード

2009-8-10

いわゆる“リーマン・ショック”以降、不況が長引いている。不況というと、真っ先に節約の対象となるものの一つが外食費。しかし、不況にもかかわらず、業績を伸ばしている外食チェーンがある。

日本マクドナルドホールディングスの2008年度12月期連結決算では、フランチャイズ店も含めた全店売上高が前期比4.9%増の5,183億円となり、外食産業としては初の5,000億円台に乗った。節約志向が高まる中、100円バーガーなどの低価格路線を打ち出したことが結果的に成功したのだと分析する人もいる。

実は、日本経済の動向と、納豆の消費金額にも相関関係が見られる。バブル経済が破たんした91年以降、景気回復局面では納豆の消費金額は低下することが多いが、景気が後退しているときは、納豆の消費金額は上昇する傾向にある。

世界金融危機は07年に始まったが、91年と比較すると、07年の納豆の消費金額は33%も伸びている。マクドナルドと同様、低価格の納豆は不況時に支持される食品といえそうだ。

また、納豆は栄養価に大変優れている。不況だからこそ、自らの健康にはことさら注意を払わなければいけない。その点、納豆は安いだけでなく、健康を維持していく上でも心強い見方になってくれるはず。

不況下の中、ハンバーガーなどのファストフードが業績を伸ばしているが、日本の伝統的なファストフードといえば、納豆ではなかろうか。手軽に食べられる上、栄養価も高く、低価格。ファストフード店に立ち寄るのも結構だが、たまには自宅で納豆ご飯などを食べれば、ハンバーガーとは違った栄養素を摂取することができ、健康面においてもプラスになる。

ファストフードのように手軽に食べられる、ということでは、納豆は江戸時代から重宝されていた。当時、「納豆と蜆に朝おこされる」という川柳が詠まれたほど、庶民の生活には納豆が浸透していたと思われる。当時は納豆とご飯、そして蜆のみそ汁が朝の定番メニューの一つだったのだろう。手軽に作れて、栄養価も高い納豆は朝食に限らず、ちょっとお腹がすいたときでも、栄養補給の意味でも、もっと活用したいものだ。

(全国納豆協同組合連合会のニュースリリースより)

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