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当社は、日本の発酵食品の素になる麹菌や酵母、乳酸菌の製造を始めて今年で100年になる。麹菌が日本の国菌であれば、テンペ菌はインドネシアの国菌といえるだろう。
日本にテンペが出てきたのは今から50年以上も前。そのころからテンペ菌を作っていたが、時代の移り変わりとともに菌も変化させ、当時の菌とは異なるものとなっている。
インドネシアには、いくつかの種菌がある。ラギーテンペは、キャッサバでんぷんかすやインディカ米にリゾープスを接種し、天日乾燥したものを粉砕、粉状化した種菌胞子を大豆に接種して作る菌で、インドネシアでは工業的に作られている。
工業的なものではなく自然な方法として、包むという方法もある。この種菌は、ウサールといってテンペの一部を2枚のハイビスカスの葉の間に並べ胞子が形成されるまで培養し、天日乾燥したもの。ウサールを作るときはハイビスカスの葉の間にテンペを入れて、そこに菌を形成させている。
しかし、この方法だと一番初めに作ったとき、テンペがなければテンペ菌が出てこなかったことになる。そこで、ハイビスカスの葉とウサールの微生物を分離してみた。自然の葉には当然、いろいろな菌が付着しているため、界面活性剤で何度も洗ってから水洗いし、上澄みを培養したシャーレに入れ調べた。
1回目に洗った上澄みには葉の上にある菌が出てくるが、10回ほど繰り返し洗うことで表面の菌は分離され、何も出てこなくなる。しかし、不思議なことに20回ほど洗った葉をシャーレに置くとテンペ菌が出てくる。これは菌が葉の中に内生しているから。インドネシアの人たちは、これを経験的に知っていたのだと思う。(つづく→)

ホテルグランヴィア京都で開かれた京都府豆腐油揚商工組合の新年懇親会。
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社史を読むだけでも永持孝之進名誉会長経営哲学が見える1冊。
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